ソのままの図書館。

管理人のサイト「ソのままの空に」の小説保管所。最近は擬人化小説に浮気気味。

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田舎編 第11話「鍵を握る者 中編」(前半)

そういえば、ゴロとバンの合体技は、
進化したらやりづらいというのが欠点なんですよね・・・




クチートのアゴから解放され、こっちへ投げつけられたバンは、
もう、とても立てるような状態ではなかった。

「・・・っ。」


バンを守れなかったことが、悔しい。


そして、その悔しさは、クチートへの怒りになった。



「“みず・・・でっ・・・・・・ぽう”!!!」
「くっ・・・!!」

何も出来ないのが、嫌だったから。

無益な戦いはしたくないけれど、それで仲間を傷つけられたから。


「普段は怒る事なんて無いけどね、怒ったときのパワーは・・・強力だよ?」

ボクがそう言うと、



「フン・・・その程度か。」
クチートが鋼のアゴを振り回し、それが、ボクの腹に当たった。

「!?・・・がっ・・・ぁ・・・!」

壁にぶつかり、身動きが取れない。

呼吸をすることさえ、ままならない。


クチートが、ゆっくりとバンに近づく。

「・・・。」

今度は、そのアゴを振り下ろした。

「っ・・・危ない!」

また、ボクの体に、鋼のアゴが打ち付けられた。
 


・・・何十分、それが続いたんだろう・・・。

とにかく、助けが来るまで、ボク達は耐え続けなければならなかった。


オレンのみは使い果たし、

PPマックスも最後の1本。

“がまん”なんて、何度も使った。

けれど、歯が立たない。


明らかに、一方的な戦いだった。





望みが持てるようになったのは、その時だった。

「・・・!」

大丈夫だ。

そう、確信した。

「よそ見してると、また食らうぞ。」
「っ・・・!!」
「もう、回復する道具は使い果たしたようだな。
 あとは、お前が持っている、“それ”だけか。」

また、鋼のアゴの攻撃が当たった。

「・・・。」
「・・・ぐっ・・・。」
「ぅ・・・っ。」
どうにかバンも起きあがったけれど、一歩も歩けない。
「どうした、“どうぐ”も使わないで。」
「道具は、使うタイミングが・・・大事だから。」
「さすがに、PPマックスはもう無いけどね・・・。」
「・・・それに、ミズゴロウであるボクには、一つだけ、わかることがあるんだ。」
「・・・?」
「助けに来てくれたんだよね・・・リル達に、リーフィア!!」
「「「・・・“でんこうせっか”!!!」」」
 


「“ソーラービーム”。」
ボク達の前に立っていたクチートに、ソーラービームが命中する。
「くっ・・・また、お前か。リーフィア。」
それでも、クチートは倒れなかった。
「・・・ボクが、こういう時に来ないとでも?」
リーフィアは、余裕のあるような表情を見せる。
「まあ、ある意味予測済みだがな。・・・久々に、戦うか?」
クチートが、にやりと笑う。
「面倒なんだけどなあ・・・バトルが。」
リーフィアがため息をついたとき、
「俺はバトル好きだからな。“ふいう…”」
「“すなかけ”。」
クチートが攻撃を仕掛けたけれど、リーフィアがそれを封じた。
「なっ・・・。」
「しばりだま!」
リーフィア(つまり、フルのこと)の指示通り、ふしぎだまを使った。
「今だ!」
「“リーフブレード”。」
「「“でんこうせっか”!!」」
そして、あのわざを使った。
「行くよ、バン!」
「・・・うん!」
「「合体必殺技、“火炎球”!!」」
「「「えぇぇっ!!?」」」
あの時のようには出来なかったけれど、威力は十分だった。
“かえんぐるま”は出せなかったけれど、機転を利かせて“ひのこ”で代用。


後半へ続く
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  1. 2008/04/08(火) 20:00:52|
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