ソのままの図書館。

管理人のサイト「ソのままの空に」の小説保管所。最近は擬人化小説に浮気気味。

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田舎編 第10話「鍵を握る者 前編」(前半)

ギャグとシリアスを織り交ぜるのは大変です。
・・・というか、あれってギャグで良いのかどうかとすら・・・;

前・中・後編に加えて前後半。ややこしいですね。




次の朝、さっそく「おおいなるきょうこく」へ向かった。

黒い影が、近づいていることも知らずに。



それとは関係ないけれど、基地を出るとき、

妙な感じがした。

・・・誰かがいたような、気配。

理由はわからない。

ただ、それと共に、ある予感がしていた。



「ゴロ、行こうよー。」
ボクが少し考え込んでいると、バンが向こうで呼んでいる。
「はーい。」
ボクはそれに答えて、走り出した。

「どうしたの?また。」
「いや、最近、妙なことが多いなぁ・・・って。」
「それって・・・いつか言ってた、“夢”?」
「うん。それもあるけど・・・何だろう?」
「?」
「さっき、基地を出るときにさ、誰かの気配がしたから・・・。」
「フルじゃなくて?」
「ううん、違う。ポケモン・・・だけど、何か違う。」
「それって・・・フーディンが言ってた・・・。」

―ゴロ、お前は・・・人間だな?

「ゴロが、人間からポケモンになったって事は・・・
 そのポケモンも、同じ事なの?」
「そうじゃないかって、思うんだけどね・・・。」

でも、そこには誰もいなかった。

たしかに、残像のような物が見えたのに。

たしかに、“見た”はずなのに。




“残像”・・・。

それが、気になる。


―ふっ・・・

擬音語にすればそんな感じの、何かが通り過ぎた感じ。

でも、その直後、“そのポケモン”も、

こっちの存在に気づいたように立ち止まった。


けど、それっきり、その気配は消えた。


「・・・時間軸の、ずれ。」
「「!?」」
真横に、フルが突然現れた。
「おどかさないでよ・・・!びっくりした・・・!」
「・・・“時間軸”って?」
バンが慌てているのをよそに、ボクが、気を取り直して聞いた。
「・・・というか、“空間”というか・・・。説明が、難しいけど・・・。」
「「???」」

説明もあいまいだから、余計意味がわからなくなってきた。

「“時間を司る神”、“空間を司る神”、“時を渡る神”、“始まりの神”・・・。
 ・・・今のところ、わかっているキーワードはこれくらい。」
「・・・神話・・・?」
「そう、だね。・・・この神々が、関わっているはずなんだ。」

「・・・。」
「・・・・・・。」

―ボォン!
―ドン!


・・・思考回路がパンクしました。

「・・・大丈夫?」
「「・・・じゃない。」」
こればかりには、声を揃えてツッコミを入れる。

“時間軸”だの、“空間”だとか、“神々”がどーのこーのと・・・。
原理がわからず、考え込んでいるときに、キーワードがなだれ込み、
それも合わせて考えていたら、この結果に。

「・・・あ、そうそう。」
「なに?」
「・・・“ふっかつのタネ”、自分でもっておいて。」
「?・・・うん。」




フルも去った所で、
「・・・さて、気を取り直して、」
「いこう!“おおいなるきょうこく”に!」



・・・というわけで、今に至ってるんだ。

そして、今、バンが少し大変なことに。


「たーすーけーてーよーーーっ!!!」
「・・・。」

バンとケンタロスがぐるぐると追いかけっこ状態。
んなこと言われたって、相手はケンタロス。
赤いもの(バンの背中の斑点(?))を見たら、暴れ出すらしいし。
・・・でも、本当にどうしよう。

30分近くこの状態だよ。
よく息が続くな・・・。

・・・あ、そうだ。

「バン、こっちに来いや。」
「その口調は何!?」(でも逃げてくる)
「はい、せぇーのぉっ・・・・・・ソォイヤアッ!!!」
「うおおおおおおおおおいっ!!?」(発火)
「火だるま!?」

バンをつかんで、野球のようにぶん投げると、
見事に、ケンタロスの急所へクリーンヒット。
しかも、驚いて火だるまになった(!?)バンが出したわざは、

「火だるま・・・。」
「着地出来たけど・・・今の、“かえんぐるま”・・・?」
「お、新わざじゃん。」
「っていうか、今の何!?」
「名付けて、合体わざ“火炎球”。」
「・・・投げられたのに、その名前を一瞬でも
 かっこいいと思ったボクが恥ずかしいよ・・・。」
「気にしない。」
・・・うん、このわざ、いいかもしれない。

「それじゃ、先に進もうか。」
「うん・・・;」


後半へ続く
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  1. 2008/04/08(火) 19:44:30|
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