ソのままの図書館。

管理人のサイト「ソのままの空に」の小説保管所。最近は擬人化小説に浮気気味。

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田舎編 第9話「危険な戦い」(前半)

オリジナル設定バンザイな第9話。
ゴロの性格もシリアス向けになってきたわけですが。




どこかで、また声がしていた。

いつか聞いた声と、聞き覚えのある声。

「・・・で、サンダーが・・・出てくると。」
『そういうことになりますけど・・・あの人の考えることはよく解らないです・・・。』
「あいつは・・・そういう奴だから。」
『・・・でも、どうしようもないですからね・・・。私は関わってはなりませんし・・・。』
「だから、代わりに、ボクが出る・・・ように言われた。あいつに。」
『・・・他人任せですか。』
「・・・そうだね。何してるんだか・・・読めないけど。」



翌朝。

今日は珍しく水中に落ちなかった。

それだけ、気合いが入っているんだ。

「・・・よし。」

今日はバンが来る前に、道具の準備をしておくことにした。



「おい、ゴロ。」
「あ、カシ。おはよ。」
「あぁ。ところで・・・すごい話になっているそうだな。」
「ダーテング関連?」
「まぁ・・・むしろ、“サンダー”関連、と言った方が良さそうだな。」
「・・・うん。」
「まさかその名を聞くとは思わなかったが、それよりも気にかかるのが・・・
 お前が戦って、簡単に勝てる相手ではないはずだぞ?」
「・・・それは気合いで何とかする。それに・・・バンだってやる気だから。」
「あいつがか?」
「うん。」
「そうか、気を付けろよ。」
「ありがとう。」

「(・・・ヒノアラシは、臆病な傾向があると聞くが・・・うまくいくだろうか・・・。)」


「ゴロー?」
「ごめん、お待たせ!」
「あ、もう準備してきたの?早く起きたつもりだったのに。」
「だって・・・ね。」
「うん。」
もう、言わなくてもお互いの考えはわかってる。

「「ダーテングを、助けよう。」」





―ライメイのやま―

バンが積極的に動いてくれるおかげで、

ボクだけだと苦戦しそうな電気タイプのポケモンを楽に倒せる。

バンが少し強くなったみたいだから、少し安心した。

「どうしたの?」
「いや、何でも。」
「それにても・・・ほんとに、ゴロだけだと大変そうな所だよ。」
「ね、言ったでしょ?」
「うん。ボクも、頑張らないと・・・。行こう。」
「ん。」


ボク達が4,5Fくらいでそんな話をしているとき、
ちょうどFLBが中に入る頃だった。

「・・・で、その“力”を確かめるために、わざと遅れて入る・・・ってわけか。」
「そうだ。」
バンギラスがつぶやくと、フーディンは短く答えた。
「しっかしなぁ・・・俺たちにはさっぱりなんだよ。その“力”ってのが。」
リザードンが付け加えるように言う。
「一つ、関わりがあるとしたら・・・。」
「何だよ?」
「・・・それは、彼らに確かめるとしよう。
ただ、彼らが勝てる見込みは、薄い方だが・・・。」
「じゃあ、何で先に・・・。」
「その力が本物ならば、サンダーをも倒せるかもしれない・・・。」
「「・・・訳がわからん。」」

「(ただ・・・あの時、もう一つ似たような気配がした。あれは一体・・・?)」



とりあえず、

今日はいつも以上に順調だった。



・・・サンダーに出会うまでは。





「・・・頂上、だね。」
「うん。」

ボク達は、とうとう、ライメイのやまの頂上へとたどり着いた。

雷が鳴り続け、耳が痛くなりそうだ。

でも、声はある程度聞こえるから、会話には困らない。


『・・・来たか。』
「当然。」
「ダーテングは返してもらうからね。」
『それが出来るのは、我を倒してからだ!』

サンダーは真っ先に、バンの方へと飛びかかってきた。


バンにとっては、不意打ちも同然だ。
バンが避けても間に合わない。

「っ!・・・え?」

身代わりになって“でんきショック”を受けたボクは、少しよろめいた。

「ゴロ・・・!?」
「っ・・・結構効くね・・・。」

強い。

この一撃だけでわかる。
バンを説得してきたのはいいけど、これじゃ体が持たない。

「どうした、攻撃してこないのか?」

今度は“つつく”。

さっきよりも強力だ。

体中に、激痛が走る。

「っ・・・!!」


ボクは、ギリギリまで耐えるつもりだった。
この時、一か八かの作戦を思いついていたから。



後半へ続く
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  1. 2008/04/07(月) 20:05:21|
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