ソのままの図書館。

管理人のサイト「ソのままの空に」の小説保管所。最近は擬人化小説に浮気気味。

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都会編 第7話「姉弟」〔前編〕

第7話は前半を第33~35話、後半を第36~38話からお送りします。
田舎編と都会編のストーリーの絡みを書くのが楽しいです。
「ぅ・・・。」

気がつくと、違う所にいた。



・・・あの、もうかぎたくもないにおいがする。

それだけで、今ボクがどこにいるのか察しがついた。

しかも、それは的中していた。



少し経って起きあがったルクと共に、外へ出ようとした。

その部屋を出ようにも、扉が開けられない。

隣に、誰かがいるはずなのに。

おそらくボク達と同じように、襲われたポケモンが。

「・・・っ!・・・・・・っ!!」

扉はビクともしない。

ルクも開けようとしたけど、全く変わらず。



―カチッ・・・



諦めかけたとき、扉の鍵が開いた。

ボク達は、姿勢を低くして警戒した。

その扉が開いた瞬間、“でんこうせっか”で逃げるために。



扉が開いた瞬間、

「「“でんこうせっか”!」」
「わっ・・・いたた・・・。」
「・・・誰?」

「・・・大丈夫、助けに・・・来たから。」

ブゥン・・・と、残像(のようなもの)が見えた。
話し方からも、その残像からもすぐに理解出来た。

「「・・・フル。」」
小さな声で言った。
「あ、そうだ・・・。この姿の時は・・・リーフィア、って呼んでね・・・。」

リーフィア・・・確か、ボク達イーブイ族の進化系の一つ・・・。
見ての通り、くさタイプだということがよく解る。

「でも・・・何でここに?」
「ゴロ達の所にいたはずじゃ・・・。」
フル、もといリーフィアは、思い出したような表情をした。
「・・・そう・・・だったんだけど、そうも言ってられないことが起きてるから・・・。」
「それって・・・?」
「リル達のことも、そうだけど・・・たぶん、気づいてる・・・よね。」
「まさか・・・!」

「・・・ゴロ達も、襲われた。」


「「―!?」」
「だから、ここに来た。ボクの姉共々ね。」
「そういえば、あの時いた・・・ヒンバス?」
「・・・うん。ちなみに、今はグレイシアに、なってるから。・・・そう呼んでね。」
「・・・そうだ、ゴロ達は!?」
「突入・・・しようか。一緒に。」
ボク達は互いに顔を見合わせ、こう答えた。
「「うん!」」
「それじゃ、合図が出たら。」
「「・・・合図?」」



中では、ゴロ達がボロボロになっていた。
「・・・ぐっ・・・。」
「ぅ・・・っ。」
「どうした、“どうぐ”も使わないで。」
「道具は、使うタイミングが・・・大事だから。」
「さすがに、PPマックスはもう無いけどね・・・。」
「・・・それに、ミズゴロウであるボクには、一つだけ、わかることがあるんだ。」
「・・・?」
「助けに来てくれたんだよね・・・リル達に、リーフィア!!」
「「「・・・“でんこうせっか”!!!」」」


後半へ続く
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  1. 2008/04/06(日) 23:37:14|
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