ソのままの図書館。

管理人のサイト「ソのままの空に」の小説保管所。最近は擬人化小説に浮気気味。

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田舎編 第20話「旅の最後 中編」(前半)

テストの間はPCを止めることもあって急遽最後まで保管しておくことにしました。

いよいよ逃避行編も佳境へ。
 
「・・・アリタ。」

ぽつりと、プラがつぶやいた。

「どうした?」

「さっき、襲われる前・・・サーナイトの・・・幻影が現れたんだ。」

「え・・・それって・・・?」

「『この先に、キュウコンのいる“ひょうせつのれいほう”が見える』って・・・。」

「プラ・・・それ、マジか・・・?」

「本当だよ・・・。」

ゴロもそうつぶやいた。

「・・・じゃあ、これで、ゴロとプラの疑いも晴れるってわけだ!!」

「・・・ホントに・・・ここまで来たんだ・・・!!」

そう喜ぶボクとアリタの目の前で、

当の本人達は、不安そうな表情のままでいた。

「本当に・・・無実なのかな・・・・・・?」

震えるような・・・寒いのかもしれないけれど、小さな声でプラがつぶやく。

「大丈夫だ!!」

「本当に・・・?」

「当然だろ!!」

「・・・。」

「・・・プラ・・・ゴロも、そんな不安そうな顔しないで。
 たしかに、自分が疑われているのに、
 いざキュウコンに会いに行くとなったときに、怖いと思わないはずはないよ。
 もし、本当に自分が『サーナイトを見捨てた人間』だったらなんて思うよね・・・。
 でも、そんなことは、ありえないよ。絶対に。」

「・・・なんで、そこまで言い切れるの?」

「なんでって・・・」

思いがけない問いかけに、少し、驚いた。

  
「『なんで』って言われても・・・
 そりゃちょっとさ、前は疑ったりしたこともあったよ。

 でも、今は・・・」





・・・今は、

・・・・・・どうなんだろう。

ゴロやプラを信じているのは確かで、

根拠は・・・・・・なんだろう?

2人は『元ニンゲン』で、

“ちいさなもり”で、それぞれ出会って、

今は『ミズゴロウ』と『フシギダネ』で、

『ニンゲン』だった頃の事を覚えていなくて、

それを確かめるために、一緒に考えて、

思いっきり悩んで、

楽しいこともあったけど、

今も含めて、辛いことがあって、

くじけそうにはなったけど、

それでも、ただがむしゃらにやってきた。





「・・・ホント、どうしてだろう?」

根拠はわからないけれど、

『自信』はある。
 


後半へ続く
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  1. 2008/05/18(日) 21:30:18|
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