ソのままの図書館。

管理人のサイト「ソのままの空に」の小説保管所。最近は擬人化小説に浮気気味。

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都会編 第19話「その日 前編」(前半)

都会編はいよいよ最終場面へと突入です。
でも、第1部のEDはあくまで田舎編のつもりです。
(前半:100~101/後半:102~104)

それから数日、異変は起こり始めていた。

ある休日の朝、ブレズさんが読んでいる新聞を覗いていたら、


『また謎の失踪 今回で42人』


パサ・・・、と新聞をめくり、一面記事を見せるように持つと、

「・・・気になるのか?」

と、ブレズさんに聞かれた。

「「うん・・・」」

「また、ポケモンが姿を消した・・・だそうだ」

「・・・・・・」

「俺も、まさかとは思っているが・・・」

「ボクたちも、狙われてるのかな・・・」

「・・・不安にさせるようだが・・・『ノー』とは言えない」

「「・・・わかってる」」

「そうならないように、今、救助隊内でも警戒しているところだ」

「「・・・・・・」」

「不安だったらここで過ごすのも構わないし、必要なら、個別に学校まで送るぞ」

「ううん・・・いい」

「『それまで』は、普通に過ごしたい」

一瞬、ブレズさんの表情がこわばった。

「だって・・・話したよね?」

「・・・ああ、例の話だな」

「だから、「ボクたちは、覚悟してる」」

ブレズさんをまっすぐ見つめ、一緒にそう言った。

「・・・その気持ちはわかった。だが、無理はするな。
 いざとなったら、逃げてこい」

「「・・・・・・うん」」
 


学校では、あの噂もだいぶ広まっているらしい。

たまに、『あの噂って、本当?』と、単刀直入に言われるようにもなった。


その度に、ボクたちは内心不安を感じながらも、

『その事件のことは聞いたことはあるけど・・・』と、何度も否定した。


嘘だと思わせないように、嘘を重ねるしかない。

それも、自分たちを守るため。


だけど、いずれ、戦いの時は来る。

決して遠くはない未来に。


嘘だとばれることも、覚悟していた。

どちらにしろ、その噂のせいで、嫌がらせがひどくなった。

その度に、ボクは眉をひそめる。




そして、


『もしも』の場合も、




決して、起きないとは限らない。


そう、覚悟していた。




でも、




やっぱり・・・・・・怖い。
 



後半へ続く
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  1. 2008/05/03(土) 15:32:52|
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