ソのままの図書館。

管理人のサイト「ソのままの空に」の小説保管所。最近は擬人化小説に浮気気味。

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田舎編 第19話「旅の最後 前編」(前半)

いよいよ逃避行編も佳境へと入ってきました。
そして久々のオリジナル展開です。


「んじゃ、薪もだいぶ焚いたし、そろそろ寝るぞ。」
アリタの号令で、一斉に眠りについた。





・・・


・・・・・・?


・・・、・・・・・・。


・・・。


・・・・・・、・・・・・・。


・・・!?・・・・・・!


・・・。


・・・・・・、・・・。


・・・、・・・。


・・・。





「「・・・ごめんね・・・・・・」」










「・・・おい。おい、起きろ!!」

ソードにいきなり叩き起こされた。

「え?・・・どうしたの?」
「どうしたじゃねぇよ!!その糸みたいな目でもわかるだろ!?」
「いったい・・・あれ!?ゴロに・・・プラは!?」
「いつの間にか先に行きやがった。・・・しかも・・・嫌な予感がする。」
「・・・冗談でしょ・・・?」
「冗談なんて言ってる暇があるか?追われてるんだぞ、俺たちは。」
「ぅ・・・。」
「とにかく、あいつらが危ない!!早く行くぞ!!」



 

・・・どうして?

なんで、黙って出て行くの?


そればかり考えていた。

頭の中が真っ白になった。

ソードが感じている「予感」は、

アブソルという種族にとって、決して例外じゃない。

それは、いつか、グレイシアも言っていた。


ゴロ達に、危険が迫っている。


「・・・追っ手はまだ追いつかない。
 けど、別の追っ手が襲ってくるかもしれない。
 もしかしたら・・・リル達が襲われた・・・。」
「「・・・!!」」
「・・・だーッ!んなこと言ってる暇はねぇんだ!
 とにかく、早く追いつかないと・・・!!」


・・・音が、かすかに聞こえた。

吹雪の音ではなくて、それとはまた別の音。


「・・・近いよ。」
耳のいいルクもそういったから、間違いない。

「みんな・・・わたしが合図するから、
 アリタは“かみつく”、他はみんな“でんこうせっか”で攻撃するよ。」

みんなが頷き、いよいよ、その場所が近づいてきた。


「3・・・



 2・・・



 1・・・




 

「いくよ!!」

「“かみつく”!!」「「「「“でんこうせっか”!!!」」」」
「くっ・・・!!」

何とか間に合ったみたいだ。

でも、ゴロも、プラも、ボロボロだった。


そして、振り返って相手を見上げた。





「・・・あの時の・・・・!!?」


“あの時”の、敵。



  ―“ぜったいれいど”。



「やっぱり、この予感は当たってたわね・・・


   ・・・シャル。」



後半へ続く
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  1. 2008/05/03(土) 15:24:30|
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