ソのままの図書館。

管理人のサイト「ソのままの空に」の小説保管所。最近は擬人化小説に浮気気味。

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都会編 第15話「氷雪の霊峰 前編」(前半)

前半を旧78~80話、後半を旧80~83話からお送りします。
3話(計6話・記事12個)連続の保管ですが・・・まだあるんですよね;
しかも保管できる日が数少ないという・・・;
早朝作業が必要かな・・・

ボクは気付かれないように耳をそばだてた。

・・・入り口に、2匹のポケモンがいる。

ボクのことに気がついた2匹は、すぐさま吹雪の中へと消えていった。


「(・・・もしかして!)」

ボクは飛び起き、すぐにリル達を起こした。





「・・・おい。おい、起きろ!!」
「え?・・・どうしたの?」

ソードに叩かれ、ようやく起きたバンが目をこすりながら言った。

「どうしたじゃねぇよ!!その糸みたいな目でもわかるだろ!?」
「いったい・・・あれ!?ゴロに・・・プラは!?」
「いつの間にか先に行きやがった。・・・しかも・・・嫌な予感がする。」
「・・・冗談でしょ・・・?」

そう問いかけるバンの声は、震えていた。

「冗談なんて言ってる暇があるか?追われてるんだぞ、俺たちは。」
「ぅ・・・。」
「とにかく、あいつらが危ない!!早く行くぞ!!」

ソードがそう叫んで、ボク達の先頭に立って外に出た。



吹雪の中。

強い風の音の中に、焦るみんなの息づかいが聞こえる。

「・・・追っ手はまだ追いつかない。
 けど、別の追っ手が襲ってくるかもしれない。
 もしかしたら・・・リル達が襲われた・・・。」
「「・・・!!」」

その言葉に、思わず足を止めそうになった。

「・・・だーッ!んなこと言ってる暇はねぇんだ!
 とにかく、早く追いつかないと・・・!!」

ボク達は、その言葉に戸惑いながらも、走り続けた。

 

・・・音が、かすかに聞こえた。

吹雪の音じゃない。

誰かが、戦ってる。

「・・・近いよ。」

その音は、近づくにつれてはっきりと聞こえてきた。

「みんな・・・わたしが合図するから、
 アリタは“かみつく”、他はみんな“でんこうせっか”で攻撃するよ。」

みんなが頷き、いよいよ、その場所が近づいてきた。


「3・・・



 2・・・



 1・・・





 ・・・いくよ!!」

「“かみつく”!!」「「「「“でんこうせっか”!!!」」」」
「くっ・・・!!」

・・・間に合った。

ゴロとプラは・・・

吹雪で聞こえづらいけど、とても辛そう・・・。

そして、振り返ると・・・




「・・・あの時の・・・・!!?」


バンが、そう叫んだ。


ソードの予感は、当たっていた。


  ―“ぜったいれいど”。


あの声は、忘れていない。


「やっぱり、この予感は当たってたわね・・・


   ・・・シャル。」

「ふふっ・・・ばれちゃったみたいだね・・・。」
「リーフィアも言ってたけど、わたしだってアンタのようなヤツが許せないのよ!!」
「・・・あぁ、いつぞやの“コイキング”の時だっけぇ・・・?」

『あははっ・・・』と不気味な笑い声が聞こえた。

「『敵討ち』ねぇ・・・面白いよねぇ・・・。」
「・・・ふざけないで!!」

興奮のあまり、エカルの息づかいが荒くなった。
それに対して・・・シャル、さんは・・・
余裕の表情を浮かべているのを想像するのは、難しくなかった。

「ああ、それと・・・バン、だっけ?
 キミも、調べてみたらずいぶんと面白いサンプルになりそうだし、
 ・・・ついでに捕まえてみようかなぁ・・・?
 『ミズゴロウとフシギダネ、イーブイの双子の始末』だけじゃなくて、
 その後の研究もはかどりそうで嬉しいなぁ・・・。」
「“サンプル”なんて・・・そんなのごめんだね・・・。」
「キミの中の力も、ずいぶんと強くなってるみたいだし・・・。」

また、不気味な笑い声がした。

今でも、信じたくない。

こんな人じゃなかったはず。・・・なのに、

 「・・・絶対に、真実を見つけて帰るんだ!!」

 「っ・・・やっぱり、調査通りだ。
  ・・・なるほど、油断はならないね・・・。」

今は・・・信じたくないほど、変わってしまった。

 

・・・ふと、寒さが和らいだ気がした。


・・・違う。


誰かの・・・炎。


この感じ・・・バンだ。


気がつけば、あっという間にバンの周りの雪が溶けていた。


そして・・・


「“かえんほうしゃ”!!!」

「っ・・・ぁッ!!」

まだそこまで強くはないし、わざマシンも使ってないのに、
そのわざを出したことに、みんなが驚いた。
 
「くっ・・・なるほど・・・。
 ・・・フフフ・・・いい『調査』になったよ。
 キミが何者なのか、なんとなくわかった。
 今度は、確実に捕まえるよ・・・覚悟しておいてね・・・」

そのまま、シャルさんの声は消えていった。



後半へ続く
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  1. 2008/04/13(日) 20:21:18|
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