ソのままの図書館。

管理人のサイト「ソのままの空に」の小説保管所。最近は擬人化小説に浮気気味。

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都会編 第14話「氷雪の地で」(後半)

個人的に、この後の田舎編のオリジナル展開が好きです。
西の大陸編でもこういうのを増やしていけたらと思うのですが、
未来世界編の場合は(原作がすごすぎて)いじれない・・・
(その対策は出来ているんですけどね・・・)
「こ、こんなふざけた輩に倒されるとは・・・。」

・・・だよね。

「こ、こいつらはおいといて、お願いがあるんだ、フリーザー!」

そう言って、アリタが前に出た。

「オイラ達、どうしても先に進まなきゃ行けない理由があるんだ!

 頼む!ここを通してくれ!」

「ダメだ!」

「なぜだよ!どうして通っちゃいけないんだよ!」

「この冷たい森の空気が、ここに来てかなり暖かくなっているからだ。」

「あ、暖かい・・・?(ガクブル)」

「・・・確かに、それも解らなく無いわね・・・。」

「え、そうなの?」

「・・・だって、空気がぬるいし・・・。」

「(ぬるいって・・・。)」

「・・・森の冷気が乱れ、雪が溶け始めている。

 今まで解けたことのない雪が溶け始めているのだ。

 こんなこと、今まで一度たりとも無かった。

 その時に、オマエ達が現れたと言うことは、

 オマエ達の仕業ではないか!!」

「違う!そんなの偶然だ!・・・なあ、フリーザー。よく聞いてくれ。

 ここの雪が溶け始めたのは、オイラ達のせいじゃない。

 ここだけじゃない。今は色んな所で災害が起きてるんだ。

 オイラ達がここに来なくても、冷気は乱れてたよ!」

「そんなことを誰が信じるか!!・・・問答無用!覚悟しろ!!」

そうして、フリーザーが攻撃をしようとした、その時、

「ちょっと待ったぁっ!!」

「ギャン!!」

アリタが踏み倒されたその上に、

見覚えのあるポケモンがいた。

「アブソル・・・!?」

「こいつらの言ってることは本当だ。信じてくれ。

 自然災害なんて、この大陸の色んなところで起こってるんだ。」

「「・・・ソード・・・!!」」

ボク達は、思わず声を揃えてそう言った。

「ほ、本当なのか・・・?」

「嘘なんかついてねぇよ。俺たち“アブソル”って種族は、

 災い・・・まあ、自然災害が起きるのを感じることが出来る。

 ・・・俺、本当は離れた大陸に住んでるんだけどよ、

 だいぶ離れてるはずなのに、“災い”が起きてるのを感じて、

 落ち着いて寝てられないんだ。

 ・・・それだけ、特別な“災い”が起きてる。」

「・・・そうか。災害が起きているのは、ここだけではないのだな・・・。

 ・・・・・・わかった、オマエ達を信じよう。ここを通るがよい。」

「フリーザー!」

「・・・ただし!」

「ひぃっ!?・・・な、何・・・?」

「これ以上災害が広がらないよう、食い止めるのだ。頼んだぞ!!」

「わかった、約束するよ!フリーザー!」

フリーザーも飛び去って、何とか落ち着いた。

「・・・ふぅ・・・助かったぁ・・・。」

「ありがとう、アブソル。」

「あー、俺、ソードっていうから、その凍った脳の片隅にでもおいとけ。・・・ってか、」

「?」

「くっそ寒いんじゃボケェッ!!」

「ひゃあぁっ!?」

ソードがバンの方に突っ込んで、バンが反射的に避けた。

「・・・礼なんか言ってる暇があるなら、さっさと自然災害を止めろよこのバカどもが。」

「(ひどい・・・。)」

「ぜってーヤバイ。この災害は。どこ見てもヤバイ。

 ・・・もしかしたら『ヤバイ』じゃ済まないくらい、怖いんだよ・・・。」

「・・・。」

「・・・リル、ルク。」

「「・・・あ、うん。」」

「俺さ、いてもたってもいられなくて、許しを貰って飛び出してきたんだ。

 でも、どこに行っても、俺だけじゃ何も出来なくてさ・・・

 ・・・諦めようかって、思ったんだけどさ・・・

 オマエらを見つけて、安心したんだ・・・

 きっと・・・きっと、止められるって・・・!!」

ソードは、ボロボロと涙を流していた。

不安を抱えたまま、1人で旅をしてきたから。

そしたら、ボク達とこうして会うことが出来た。

ボク達と会った夜にボクの聞いた、すすり泣く声を、思い出した。

・・・きっと、あれも・・・安心したからだったのかもしれない。


少なくとも、ボクはそう思った。

「だからさ・・・俺でもいいなら、一緒に行かせてくれ・・・!

 頼む、一生のお願いだ・・・!!」

「・・・ボク達のチームでよければ、入らない?

 救助隊・・・チーム“シャインズ”に!!」

「ソード、ボク達も時々“シャインズ”と一緒にいるんだ。」

「だから、一緒に行こう!」

「・・・ああ!!」

そして、

「・・・感動の再会のところ悪いけど、いい加減どいてもらえないか?」

「・・・あ、すまん。」

ソードがまだアリタを踏みつけたままだった。

バンに飛びかかろうとした後、普通にアリタの上に戻ったから。


 



「んじゃ、薪もだいぶ焚いたし、そろそろ寝るぞ。」
アリタの号令で、一斉に眠りについた。




夜中、誰かの声がした。

ぼそぼそと、囁くように何か相談していた。

ボクは、少し警戒しながら耳をそばだてていた。

はっきりとは聞こえない。

ただ、追っ手ではないことは、すぐに解った。



最後の言葉は、しっかり聞こえた。


「「・・・ごめんね・・・・・・」」



第15話へ続く
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  1. 2008/04/13(日) 19:10:33|
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