ソのままの図書館。

管理人のサイト「ソのままの空に」の小説保管所。最近は擬人化小説に浮気気味。

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都会編 第12話「逃亡」(後半)

こういうところで出たキャラを後々で復活させるタイミングが掴めてません。
良い例がコイルのルル。(西の大陸編でちょっと出てるけど・・・)

2匹の案内で外に出て、そこで別れることにした。

もう、昼頃らしい。

太陽が、真上から照りつける。

このあたりは一応、今は夏真っ盛りらしく、

しばらく歩いていると、汗がにじんできた。

「あっつ・・・。」

「これだから夏にグレイシアになるのは嫌なのよ・・・。」

アリタが腕で汗を拭いている側で、グレイシアは大汗をかいてる。

「でも、“ほのおのやま”って・・・。」

「ねぇ・・・ものすごーく迂回したいんだけど・・・だめ?」

「無理だろ・・・追っ手を少なくするには、あそこを通ってでも先に行かないと・・・。」

「えぇ~・・・?」

「・・・しばらくの辛抱だって。地図を見る限り、暑そうなのはこの辺りまでだ。」

「だといいけど・・・。」

「で、何でタイミングよくオイラたちのとこに来たんだ?」

「リーフィアに珍しくおつかいを頼まれたと思ったらこれだったし・・・。
 先を読み過ぎよ・・・いくら何でも・・・。」

「『おつかい』って・・・どんな騙され方だよ・・・。」

「たぶんアイツなりに、何か考えがあってのことなんだろうけど・・・。

 例えば、メンバーの中で一番強いとか・・・。」

「・・・あ~、ありえそう。」

「・・・まあ、隠さず言ってたら、まずわたしは行こうとしなかっただろうし。」

「どんだけだよ。それ。」

「アイツのやることなすことは、予想がつかないから・・・。」

「あ、それ同感。」

 

それからしばらくして、ほのおのやまに少しは近づいたものの、

熱帯夜の中、寝床がなかなか見つけられなかった。

「・・・で、どこで寝られそう?」

「そんな草むらで寝てたらすぐにつかまりそうだし・・・。」

バンとアリタがそんなやりとりをしている中、

近くで、誰かが様子をうかがっているような気がした。

「ゴロー。バンー。あとその他大勢のみんなー。」

「「ん?」」

その声がした方を見ると、

「双葉・・・ってことは、」

「この前のナエトル?」

そうゴロ達が聞くと、

「そーだよー。ひさしぶりー。」

「ねぇ、ちょっとかくまってくれない?」

「どうしたのー?」

「・・・実は、訳あって追われてるんだ・・・。」

「ん?・・・けっこう危ない?」

「うん・・・。」

「・・・そーだ。おとーさーん。」

ガサッ、という音と共に、土のにおいがした。ドダイトスだ。

「・・・どうした。」

「みんながねー、ねどこに困ってるんだー。」

「えっと・・・ボク達、訳あって追われてるんで・・・。」

「・・・なるほど。きっと、大変な旅路だろう。」


ドダイトスは、さらに続けた。

「寝床なら・・・体の小さいポケモンなら、この背中の木でも寝られるぞ。
 その様子だと、もう少し仲間を探してみよう。」

「いいんですか?」

「・・・お前達のような子どもが、追われるような悪事を働いているようにも見えない。」

「・・・ありがとうございます。」

「気にすることではない。」



そして、ボクはリルと一緒に寝ることにした。



真夜中。

「・・・ルク?」

「・・・起きてた?」

「うん・・・。」

「そう・・・。」

「・・・不安でたまらなくて・・・。」

「ボクも・・・同じだよ・・・。」

「行き先も解らないし、いつ追いつかれるかも解らない・・・
 ・・・ボク達、本当に・・・戻れるのかな・・・?」

「・・・。」

そう聞かれても、ボクにも解らなかった。

あくまで『伝説』だし、

そのキュウコンがどこにいるかも、

ましてや、千年生きると言われるキュウコンとはいえ、

生きているかどうかも解らないまま飛び出した。

あまりにも、解らないことが多すぎて、不安になる。

 

悩んでいても、

時間は、ただ進んでいくだけで、

気が付けば、もう日の出を迎えていた。

「ふあぁ・・・。」

・・・眠い。

けれど、進まないといけない。





ボク達に出来るのは、『信じること』だけ。





それしかできない。

不安の中を突き進んで、

その闇の中の、わずかな光を見つけるために、

ただ、みんなを信じて、

前に進むことしか、ボク達に出来ることはない。


ナエトルとドダイトス達にお礼をして、

また、ボク達は先に進むことにした。



太陽は天高くへと昇り、

再び真上から照らしつけるようになった頃、

ボク達は、2つ目の難関、

“ほのおのやま”へと、入っていった。

 

第13話へ続く
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  1. 2008/04/11(金) 22:41:54|
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